2024.03.07
ハウスダストアレルギーかもしれない…風邪なら数日で症状は改善しますが、ハウスダストアレルギー症状はアレルゲンが身近にある限り、いつまでもすっきりしないことが特徴のひとつです。「もしかしてハウスダストアレルギーかも?」と思ったら病院を受診することも考えてみましょう。病院にはたくさんの診療科があって、何科にかかればいいのかわからないというのはよくあること。ハウスダストアレルギーを診療しているのは、耳鼻咽喉科、内科、眼科などが一般的ですが、できれば症状に応じた専門医療機関を選ぶとよいでしょう。
ハウスダストアレルギーに対しての主な治療方法には、今あるつらい症状を抑える薬物療法、手術療法、そして、症状を根本的に治す舌下免疫療法(減感作療法)があります。
抗アレルギー薬の内服薬、点鼻薬、点眼薬などを使って症状を抑えます。
症状のタイプ(病型)や重症度によって薬の組み合わせが変わるため、自分の症状を具体的に医師に伝えるようにしましょう。市販薬を使う場合は薬局やドラッグストアの薬剤師に、「鼻みずが止まらない」「鼻づまりで苦しい」など自分の症状と、「運転する仕事なので眠くならない薬が欲しい」などの希望を伝えて相談しましょう。
鼻づまりがひどい人には、鼻の粘膜を切除して小さくし、鼻の通りをよくする手術、くしゃみや鼻みずがひどい人には、くしゃみや鼻みずに関係する神経を切断することで症状を軽くする手術があります。また、左右の鼻の穴を隔てている「鼻中隔(※鼻を左右に仕切る壁の部分)」が曲がっている場合は、鼻づまりの症状が強く出るため、鼻中隔湾曲矯正術が勧められます。
これらの手術は日帰りが可能になっています。
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。具体的には、アレルゲンを含む錠剤を毎日1回、舌の下に1分間保持してから飲み込むことで、体質改善を目指します。
名古屋市天白区