室内環境の測定調査

科学的アプローチで目に見えないアレルゲンを特定

アレルギー疾患やシックハウス症候群の症状改善を目指すためにお客様の家の室内環境の改善を行なっています。アレルケアクリーンでは「室内環境測定」「カビ菌調査」「ダニアレルゲン調査」などの科学的な調査・検査によって、目に見えないアレルゲンを「見える化」し、室内の空気汚染の範囲や状況を調査し、室内に浮遊・滞留しているアレルゲンの種類を特定します。これらの調査によって、ベストな方法でアレルゲンを除去することができ、家で快適に過ごせるようになります。

アレルゲンの特定
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近年増えてきたZEHとZEBによる弊害

社会全体で環境に配慮するためにエネルギー消費を実質ゼロにするための取り組みを、一般住宅ではZEH(ゼッチ)、ビルや施設などではZEB(ゼブ)と呼びます。建物から出るCO₂を減らし、温暖化防止へ繋げるというのが目的なのですが、このZEHやZEBから起こる弊害が近年増えてきました。建物内で空気を循環させるため、室内環境が悪くなりやすく、安易にZEHやZEBを取り入れた施工店では湿度対策が不十分で、カビやダニの胞子が蔓延してしまう事態に発展することが。そんな案件でもアレルケアクリーンではしっかりと調査をして対応を行っています。

調査結果イメージ

アレルゲンを特定する測定調査

含水率測定

含水率測定

含水率計を使用して、室内の各場所にどれだけの水分量があるのかの検査を行います。カビは水分量が多い場所で活性化して繁殖します。含水率計で測定した数値を元に、カビがどこから発生しているのかの予測を行うことができます。

木材 乾燥 カビの発生 不朽
寄木の床 6-8 18-20 28以上
家具 木材(室内) 6-9
ドア/窓(室内) 12-15
落下菌検査

落下菌検査

落下菌検査は、空間にどれだけの菌が発生しているのかを調べることができます。これによって、菌による汚染レベルを判断することが可能です。アレルケアクリーンでは、作業前と後で落下菌検査を行い、菌の減少を確認しています。

洗浄度レベル 一般生菌数 判定 結果の解釈 所見
レベル1 検出せず 非常に清潔
レベル2 5個未満 ± 軽度の汚染
レベル3 14個未満 + 汚染
レベル4 14個以上 ++ やや激しい汚染 要改善
付着菌検査

付着菌検査

柔らかい寒天のスタンプを対象箇所に軽く押し当てて菌を採取します。採取した菌は専用の培養器で120時間菌を培養したのちに顕微鏡やマイクロスコープで確認し、アレルギーを引き起こしている菌の種類を特定することができます。

A:床下基礎コンクリート
B:床下基礎コンクリート
C:床下基礎立上り
D:床下木部
室内環境測定

室内環境測定

浮遊菌エアーサンプラーを使用して、室内の空気中に浮遊するアレルゲンを調査します。これにより、どのようなアレルゲンが主となって空気汚染されてしまっているのかを特定することができます。

ダニアレルゲン調査

ダニアレルゲン調査

ダニで汚染されたと思われるカーペット、カーテン、寝具、ソファなどのチリを採取し、ダニの汚染レベルを測定します。どれだけのダニに汚染されているのか数値化することが可能です。

判定 ダニアレルゲンレベル
判定1 < 10匹(1μg/2
判定2 50匹(5μg/2
判定3 100匹(10μg/2
判定4 > 350匹(35μg/2
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測定調査の結果は報告書でご提出!

アレルケアクリーンで行った測定調査の結果は全て報告書としてお客様にご提出しています。どの場所でどの種類のアレルゲンが発生しているのかわかるため、お客様の室内環境を正確に判断することができます。第三者への報告書としてもご活用いただけます。

調査結果イメージ

まとめ

アレルケアクリーンでは、アレルギー疾患・シックハウス症候群などで困っている方が、お家で快適に過ごし、治療に専念していただきたいと思っています。そのため、一般的なハウスクリーニングを行うのではなく、科学的に室内環境を調査し、この調査結果に基づいてしっかりと空気汚染の原因となっているアレルゲンを除去していきます。除去については「アレルゲン除去作業」にて詳しく説明を行います。